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 Drum Lesson 

ドラマーの役割

 

ドラムについて、これまでにもたくさんの方に伝えてきて感じていることは、ドラムは身体能力の高さやパワー・スタミナが必要な楽器だと思われているということ。
 

僕の生徒さんのほとんどが初めてドラムに触れるという人が多いせいもあるのかもしれませんが、だとしたら尚更そういうある種の誤解を抱いている人が多いのかもしれないと感じています。

もちろんある程度それらの要素が必要な場面もあるかもしれませんが、ずーっと必要なことはないし、本当に必要なことはそれではありません。

 

これだけ情報がたくさんあって、世界中のアーティストの音楽を曲単位で探すことができる時代です。さらにそれを演奏しているドラマーについてだけ抽出して映像や情報を探すこともできます。 あれもこれもではなく、少しずつひとつずつ確実にコツコツと。これが一番確実な方法です。そして一番近道です。 自分がどんなドラマーになりたいのかをしっかりとビジョンを描いておかないと、いろんな情報に振り回されたり、余計な劣等感を味わったりしてしまいます。
 

まずは演奏したい曲を演奏することから始めよう

なりたいドラマーになるために必要なテクニックは演奏したいと思う曲の中にすべて詰まっています。自分が演奏したいと思う曲を隅々まで研究・練習・実演することで必要なテクニックは身につきます。 『パラディドルができない』『ダブルストロークができない』『速いツーバスが踏めない』、そんなこと気にしなくても大丈夫です。 パラディドルだけで、ダブルストロークだけで、早いツーバスだけで一曲丸々演奏するような機会は、まず無いと思います。安心してください。

フレーズはアイデアであり、テクニックではありません。

演奏したい曲に登場しないテクニックは、現時点では必要のないものです。 だって登場しないんですから。 新たに演奏したい曲が見つかって、その曲をやってみたときにどうしてもできないフレーズやパターンにブチ当たった時、もしくはどうしてもこの場面で必要だと思ったフレーズやパターンがイメージ通りに演奏できないと感じた時、それがあなたにとって新たに必要なテクニックです。 その課題に向き合って、演奏したい曲のために必要な表現として演奏できるようになればいいんです。あれもこれも身に付けておく必要はありません。

フレーズはアイデアであってテクニックではありませ

 

パターンやフレーズなどの形のあるものはもちろんのこと、各楽器の音量バランス、音色、他の楽器との絡み方、歌のある音楽の場合はボーカリストに対しての配慮など、隅々まで注意深く宝探しのように聴きだして身に付けてください。 そんなふうに『聴く』ことがこれからのあなたのドラマーとしての活動にとても役に立つことは間違いありません。

ドラムは伴奏楽器です

 

誰かが歌ってくれないと、誰かが一緒に演奏してくれないと、そこに演奏する曲がないとドラムという楽器は音楽に参加できません。 じゃあドラマーにとって何が一番大切かというと、『自分がどんな演奏をするか』ではなく『一緒に音楽してくれるメンバーはどんな演奏をしてくれるのかよく聴く』ことです。 それを果たしたうえで『じゃあ自分はこう演奏しよう』です。

そこで必要なテクニックは決して

『ドバラッブルドルルダチーチーッズダバダンッ!ドゥルルルル〜〜〜〜〜〜〜ズバババ〜ンッ!!!』ではなく、『ドンツクバッツクドンツクバッツク』つまり最高のドンパンを提供する思いだと思います。

最高のドンパンとは、最適なテンポ・タイム・音量バランス・音色での伴奏です。

これまでどんなにドラムを経験してきた人も、一度そこに戻ってみることで、改めて自分に本当に必要なテクニックが確認・整理できます。

伴奏楽器としてのドラム、大切にしたい心構えですね。

僕のドラムレッスンではそこに重点を置いて、ドラムの魅力を丁寧にお伝えします。
必要だと感じたテクニックは、もちろん遠慮なく容赦無く身につけられるように教えます。

是非一度体験してみてください

​​​​​​MASUKE​​​
 
​​​​​​​​​Play the Drums, Pray with the Drums.
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